ナポリが再びセリエA連勝街道へ…ジェノア相手に逃げ切り成功で暫定首位浮上
セリエA第17節が21日に行われ、ナポリは敵地でジェノアと対戦した。 ナポリは今季より就任したアントニオ・コンテ新監督の下、序盤戦から優勝争いを盛り上げている。開幕戦こそヴェローナに0-3と完敗を喫したものの、9試合を8勝1分と無敗で駆け抜けた。前節終了時点での成績は11勝2分3敗で、勝ち点「35」を獲得し、首位に立つアタランタを勝ち点差「2」で追いかけている。今節はここまで3勝7分6敗の成績を残すジェノア本拠地に乗り込んだ。 試合は序盤の5分、敵陣右サイドで切り返しから前を向いたマッテオ・ポリターノが、右足でクロスボールを送ると、ニアサイドに飛び込んだロメル・ルカクがヘディングシュートを狙うも、シュートはクロスバーに嫌われる。ナポリとしてはこの試合最初のチャンスを逃す形となったが、直後の15分には先制に成功。敵陣左サイド大外の立ち位置を取ったマティアス・オリベラとのパス交換から、ダヴィド・ネレスが内側のスペースを駆け上がる。深い位置から浮き球のボールを折り返すと、最後はアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサが頭で沈めた。 幸先良く先手を取ったナポリは23分、敵陣中央やや左寄りの位置でフリーキックを獲得すると、スタニスラフ・ロボツカがファーサイドへ山なりのボールを供給。これがアミル・ラフマニの頭にピタリと合い、狙い澄ましたヘディングシュートでリードを広げた。 ナポリの2点リードで後半へ折り返すと、立ち上がりの51分にはジェノアが反撃。敵陣左サイドでボールを奪ったところから、前を向いたヴィティーニャが縦へ突破し、マイナス方向へ折り返す。待っていたアンドレア・ピナモンティは対峙したフアン・ジェズスの股下を射抜く一撃を仕留め、ジェノアが1点を返した。 1点を追いかけるジェノアは84分、“切り札”のマリオ・バロテッリを投入。直後のプレーでは右からのクロスボールの折り返しを体に当てて狙ったが、シュートはGKアレックス・メレトに阻まれ、後半アディショナルタイムにも左サイドから右足で上げたクロスボールが直接ゴールへ向かったが、GKメレトに弾き出された。 試合はこのままタイムアップ。この結果、ナポリはセリエAで再び連勝街道へ戻り、暫定首位に浮上。今節を未だ消化していないアタランタにプレッシャーをかけた。一方で、ジェノアは直近6試合無敗と安定していたものの、7試合ぶりの黒星を喫している。 次節、ナポリは29日にホームでヴェネツィアと、ジェノアは28日に敵地でエンポリと、それぞれ対戦する。 【スコア】 ジェノア 1-2 ナポリ 【得点者】 0-1 15分 アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサ(ナポリ) 0-2 23分 アミル・ラフマニ(ナポリ) 1-2 51分 アンドレア・ピナモンティ(ジェノア)
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