おじさん世代が注目するペプシベゼルなど“ツートン”ベゼルとは?人気の理由や必見モデル
さて、アウトラインでもペプシベゼルは人気。“チックタック(TiCTAC)”とのコラボモデル“GMT-1950”は、クラウドファンディングで一部商品がわずか10分で完売するほどだ。50年代の当時のGMTマスターを彷彿とさせる、レトロな仕上がりになるよう色合いなど細かなアレンジを施している。 搭載しているムーヴメントはロレックスのGMTマスターⅡと同様に時針だけを動かすことができる機能を備えるなど、性能の高さも注目すべきポイントだ。ケース自体は37mm、回転ベゼルの直径が39.3mmという使いやすいサイズ感である点も特徴。
【ツートンベゼル本格派におすすめ】オーバー30万円モデル
さて、予算をさらに上げておすすめモデルを紹介しよう。まず紹介したいのは、本格的なダイバーズウオッチを展開する“デルマ”の代表的なモデル“サンティサゴ・コレクション”の最新作“SANTIAGO GMT MERIDIAN(サンティアゴ・GMTメリディアン)”。 500m防水性能を備え、43mmというザ・メンズウオッチという存在感。ペプシベゼルの定番カラーである、青赤のベゼルに白の文字盤の組み合わせと、青の文字盤も登場している。アラビア数字と幾何学模様を組み合わせたインデックスや蓄光塗料が施されたメタリックな時分針が魅力的。価格は33万7700円。
ツートンベゼルには色の組み合わせでペプシベゼルやバットマンと愛称がつけられていると紹介したが、黒×赤の組み合わせは“コークベゼル”と呼ばれている。コークベゼルを採用したモデルが、2024年春にチューダーから登場した“ブラックベイ 58 GMT”だ。赤×黒のペプシベゼルに、ゴールドのアワーマーカーや針を組み合わせている。 ベルトはラバータイプと、チューダーが1950年代~60年代に展開していたリベット式ブレスレットに着想を得たステンレスタイプの2種類がそろう。約65時間のパワーリザーブを備えるほか、スイスの認定機関・METASによるマスター クロノメーターの認定を受けている点にも注目したい。デザイン性だけでなく、高い機能性も求める人に間違いないモデル。
ツートンベゼルを着用すればイケてるおじさんに…?
2024年の新作だけで見てもツートンベゼルは本当に多く出そろっている。いずれも高い機能性を備えているところも、時計好きがペプシベゼルに挑戦したくなるポイントかもしれない。 今回は青×赤のペプシベゼルをはじめ、青×黒のバットマン、黒×赤のコークベゼルを紹介したが、黒×茶のルートビア(日本ではカフェオレ)などもある。時計好きアピール、とまではいかないが、このような豆知識も話のタネのひとつに楽しめそう。 おじさんには派手かな?ではなく、おじさんだからこそ、時計マニアの仲間入りにツートンベゼルを検討してみてはいかがだろうか。
文◎トレンドライター ゆい