「トミは仲間から愛されてるよ」アーセナル名将、英国人記者が「ファーストクラス」と絶賛…冨安健洋25歳の“万能型DFだけでない才能”
契約更新時、冨安が語っていた決意とは
クラブとの契約を更新した3月に、冨安はこのように語っていた。 「このチームメイトとサポーターと共に、何かを成し遂げたい」 惜しくもそれを叶えることはできなかったが、彼自身はポリバレントな能力でクオリティーの高い守備陣のなかにも、あらためて居場所を見つけた。 とはいえ、もちろん新シーズンにレギュラーポジションが確約されているわけではない。それは当の本人も、自覚していることだろう。20年ぶりのプレミアリーグ優勝を逃したアーセナルは、今度こそと仕切り直しを図るに違いない。冨安のライバルとなりうる新戦力が、また到来することも考えられる──スポーツ・ディレクターのエドゥは、現在ドイツで開催中のEURO2024で活躍しているトルコのSBフェルディ・カディオールらに注目しているようだ。 それでも指揮官が声高に認めた「練習態度と意志、決意」があるかぎり、冨安は自らの力で先発のポジションを掴むはずだ。あとはコンディション次第か。
プレミア3季目、冨安を10点満点で採点すると…
プレミアリーグでの3シーズン目の冨安を評価するなら、6点くらいだろう。 強化されたアーセナルの最終ラインでポジションを掴むのは、どんな選手にとっても困難だが、彼は監督の要求に見事に応え、良い形でシーズンを終えた。ここまでの3シーズンは負傷離脱期間があったが、来季を怪我と無縁で過ごすことができれば、れっきとしたレギュラーになる可能性も十分にある。 その先に――シティ、そして別稿で取り上げた遠藤航が所属するリバプールなど新シーズンもライバルは多いが――ガナーズのリーグ優勝が見えてくるかもしれない。 <遠藤編からつづく>
(「サッカー日本代表PRESS」ジョン・ブルーウィン = 文)
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