「尊い存在にコールを入れたい」猫にコールすると…さすがお猫様!!アイドル顔負けの神対応がヤバすぎ!!【作者に聞く】
愛猫家で、SNSにアップする猫漫画が評判の漫画家・久川はる(@hisakawa_haru)さん。猫漫画「ねこのマッサージ屋さん」はSNSに投稿するや否や、あまりの猫のかわいさが人気となり、ついには「コミッククリエ」(オーバーラップ)から全3巻が書籍化されるまでとなった。今回紹介する「白い猫と暮らしている漫画」は、実際に久川さんが野良猫を拾って一緒に暮らし始めてからの愛おしい毎日を漫画化した、愛猫精神溢れるコミックエッセイだ。 【本編】「白い猫と暮している漫画」を読む/猫にコールしたら“ヤバイ”ことに…! 久川さんとミコさんの出会いは数年前の冬。野良猫だったミコさんが初対面の久川さんに膝乗りして動かなくなったことで、2人(1人と1匹)は運命の出会いを果たす。ミコさんを迎え入れてまもなく、世の中はコロナ禍へ突入。今回のエピソードは、そんな頃に久川さんが気付いた猫との生活の尊さを紹介する。 コロナ禍の世の中になる前、久川さんはペンライトを両手に持ってアイドルを全力で応援しまくる…という“推し活”に力を注いでいた。しかし密を避けるために、ことごとくイベントや公演は中止となり、久川さんの中には「尊い存在にコールを入れたい」というワケのわからない願望だけが残った。 そんな愚かな人間を、冷めた目でプリンターの上から見下ろしていたのが、“お猫様”である。「いるじゃないか、尊い存在…!!」と気付いた久川さんは押さえつけられていた感情を爆発させるように、家の中で推し猫を愛でる“ミコ活”を開始!両手には液タブペンと割り箸を持ち、ミコさんの動きに合わせてコールを飛ばす!ひとしきり騒いで体力もいい具合に消耗してきた頃、ミコさんは想像していなかった行動に出る!! なんとミコさんは、ファンに対してアイドル顔負けの“神対応”を行うのだが…!!このあとミコさんが取った行動とは一体…!?久川さんに愛おしいミコさんの性格について話を聞いてみた。 ――まだ漫画化していないミコさんのたまらなくかわいいところを教えてください。 鈍くさいところですかね。ミコさんはなぜ野良を何年もやれていたのかわからないほど鈍くさいところがあるんです。寝ぼけて猫用ベッドから転がり出てきて、自分で転がったのに「??」って顔をしてたり、猫のくせに高いところになかなか登れなかったり…。 ――え?高いところに登れない…!?それは野良としてどうやって生きていたのか心配になりますね。 そうなんです!ほかにも、時々おもちゃで遊ぶんですが、5分も経たないうちに疲れるらしく、香箱座りで動くおもちゃを眺めるだけになるんですよ。家猫としてはかわいくてたまりませんが、なんでこの能力値で何年も野良をやれてたのかナゾです。そういうところを見ると、保護してよかったとしみじみ思います。 久川さんは「ジャンプSQ.」(集英社)で「魔軸カケルは戻せない」、「ジャンプSQ.RISE」(集英社)で「死にたがり魔女と嘘つきの弟子」を掲載。さらに「少年ジャンプ+」(集英社)では、「寺イブ!!~TELIVE!!~」を掲載しており、猫漫画以外の作品も多数描いている漫画家だが、久川さんのX(元Twitter)を覗くと、やはりというか想像通り、猫まみれ!かわいいミコさんの漫画や写真で埋め尽くされており、猫好きにはたまらない。本物のミコさんと見比べながら作中のエピソードを読むと、おもしろさも一層アップするだろう。 更新頻度は「X(元Twitter)ではミコさん漫画や写真をほぼ毎日更新中です。TikTokやInstagramではミコさんの動画も公開していますので、ぜひ見ていただけるとうれしいです!」とニッコリ!猫好きの人におすすめの漫画家なので、ぜひSNSを覗いてみてほしい。 取材協力:久川はる(@hisakawa_haru)