応募条件は“65歳以上”、LIFULLがシニア採用を開始「これまでの“超経験”を活かして」
不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S（ライフルホームズ）」を運営するライフルが、経験豊富なシニアを採用する求人募集を発表した。応募条件は65歳以上。ポジションは「営業」「クリエイティブ」「法務」の3部門。これまでの“超経験”を活かしたい高齢者のエントリーを呼び掛ける。 【画像】65歳以上のシニアを採用しない理由、企業担当者の本音は… きょう18日、『老卒採用』なる新フレーズでシニア採用を発表したライフル。“老い”の既成概念から卒業し、これまでの超経験を活かして働きたい高齢者を募集する。 内閣府が公表した「令和5年度高齢社会白書」によると、2025年には国民の約3人に1人が、65歳以上の高齢者になると見込まれている。今後、少子高齢化・人口減少が加速する中、労働力不足は大きな課題であり、意欲のあるシニア層が貴重な働き手であることは間違いない。 ところが、LIFULLが全国の65歳以上の働く方300名と、企業の採用担当者300名を対象に実施した「シニアの就業に関する意識調査」では、これまでの経験を活かして働きたいと考えるシニアは多くいる一方、シニア採用を積極的に行っている企業はわずか2割にとどまった。 同社では、これらの背景には、「年相応の働き方をしなきゃ」「シニアに活躍を求めるのは諦めなきゃ」といった当事者と企業による“老い”に対する既成概念が存在しているとし、『老卒採用』を通じて、この既成概念を卒業するきっかけを提供したいとする。 また、就業を希望するシニアが職を得られない場合の経済損失について、同社は、およそ1兆390億8200万円と試算。シニアの活躍促進の重要性を訴える。 『老卒採用』の募集ポジションは下記の通り。募集期間は6月10日（月）まで。 ・営業（営業部門のアドバイザー／LIFULL HOME'S） ・クリエイティブ（コピーライター） ・法務（法務部門の社内研修の企画・講師、法務・コンプライアンスのナレッジマネジメントのアドバイザー、国内・海外のグループコンプライアンスのアドバイザー）
