半弓で的を豪快に打ち破る 大阪天満宮の流鏑馬神事に拍手と歓声
半弓で的を豪快に打ち破る 大阪天満宮の流鏑馬神事に拍手と歓声 撮影・編集:柳曽文隆 THE PAGE大阪
大阪天満宮(大阪市北区)で25日、恒例の「流鏑馬(やぶさめ)神事」が行われ、多くの見物人が見守る中、半弓で的が打ち破られると、大きな歓声があがった。 【拡大写真付き】大暑の大阪でギャルみこし 暑さ吹き飛ばす「わっしょい」
馬に乗って3か所の的を半弓で打ち破る
大阪天満宮によると、この流鏑馬神事は室町時代から続いている。馬は天満宮本殿をまわった後、表門から南の市道で馬場をはらい清める「馬場清祓の儀(ばばきよはらいのぎ)」や「馬場試乗の儀」を行った後、馬に乗って3か所の的を半弓で打ち破る「騎射の儀」が行われた。
大阪天満宮の流鏑馬神事は、全国各地で行われている矢で的を射るものではなく、半弓で的を打ち破るという珍しい形で行われている。昨年は、馬がおはらいの途中で暴れ、表門から外に数百メートル逃げたこともあってか、今年は開始前から警備員らが「携帯電話は音が鳴らないようマナーモードで」「カメラ撮影はフラッシュを使用しないで」と何度も呼びかけていた。
「騎射の儀」で的が打ち破られるたびに、大歓声があがり無事に終了。打ち破られた的の破片は「厄除け」として沿道に集まった人たちに配られ、受け取った子どもらは「やったー」と喜びの表情を浮かべていた。