<IFA>beyerdynamic、新ワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 300」。2つの完全ワイヤレスも同時発表
ドイツ・ベルリンで世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2024」において、beyerdynamicは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載の完全ワイヤレスイヤホン「AMIRON 300」「AMIRON 100」およびヘッドホン「AVENTHO 300」を発表した。ヨーロッパにおける発売と価格は以下の通り。 【画像】3.5mmのAUX入力にも対応、「AVENTHO 300」のコントロール部 【完全ワイヤレスイヤホン】 ・「AMIRON 300」249ユーロ/10月発売 ・「AMIRON 100」179ユーロ/11月発売 【ヘッドホン】 ・「AVENTHO 300」399ユーロ/10月発売 「移動中でもトップクラスの音楽を楽しめる」という3つのモデルが海外発表された格好。満員電車でドラマを見る際、自宅でリモートワークをする際、アウトドアでスポーツ中継を楽しむ際などにも最適だと説明。いずれのモデルも最先端のANC技術と高品質ドライバーにより、移動中でも常に最高のサウンドを保証するとしている。 また3つモデルとも、beyerdynamicアプリによるカスタマイズ調整に対応する。アプリでは5バンドイコライザーにより、ジャンルに応じたサウンドプロファイルを個別に作成・保存することが可能。気分に応じて簡単に選べるというサウンドプリセットも備える。 AMIRON 300 AMIRON 300は、音にこだわるユーザーに向けた、高解像度サウンドを楽しめるという完全ワイヤレスイヤホン。片耳4.4gの質量により、ワークアウトに集中する際にも、ソファでくつろぎながら音楽を聴く際にも最適とのこと。XSからXLまで5サイズのシリコン製イヤーピースが付属する。カラーはブラックとクリームの2色。 ドライバーサイズは10mm。ANCに加えて外音取り込み機能(トランスペアレントモード)に対応。6つの高品質マイクにより、干渉がなく高品質の通話が行えるとする。Bluetoothはバージョン5.3で、マルチポイントに対応。コーデックはLDAC、AAC、SBCをサポートする。 イヤホンを外すと音楽が一時停止し、装着すると自動的に再生再開する機能も備える。バッテリー駆動時間(ANCオフ時)はイヤホン単体で最大10時間、充電ケース併用の場合は最大28時間。ケースはQi規格のワイヤレス充電に対応するほか、イヤホンは10分の充電で2時間再生できる急速充電に対応する。 AMIRON 100 AMIRON 100は、スティック型のデザインを採用するエントリー完全ワイヤレスイヤホン。質量は片耳4.15gで、激しいダンスでも快適かつ確実にフィットするという。XSからXLまで5サイズのシリコン製イヤーピースが付属する。カラーはブラックとクリームの2色。 ANCに加えて外音取り込み機能(トランスペアレントモード)に対応。6つの高品質マイクにより、干渉がなく高品質の通話が行えるとする。Bluetoothはバージョン5.3で、コーデックはLC3、AAC、SBCをサポート。LC3コーデックでは低遅延で接続でき、複数のデバイスとの同時使用に対応する。 イヤホンを外すと音楽が一時停止し、装着すると自動的に再生再開する機能も備える。バッテリー駆動時間(ANCオフ時)はイヤホン単体で最大8時間、充電ケース併用の場合は最大19時間。イヤホンは15分の充電で3時間再生できる急速充電に対応する。 AVENTHO 300 旅のお供に最適だとするワイヤレスヘッドホン。ドライバーはドイツ製で、45mmの「STELLAR.45ドライバー」を搭載する。このドライバーは、同社の有線スタジオヘッドホン「DT 770 PRO X Limited Edition」「DT 700 PRO X」「DT 900 PRO X」に搭載するものと同じとのことだ。カラーはブラックとノルディックグレーの2色。 Dolby Atmosによる立体的なサウンド再生に対応。ドライバーをわずかに傾斜させることで、空間的なサウンドの聴こえ方を追求している。また、Dolby ヘッドトラッキングテクノロジーにも対応する。Bluetoothのバージョンは5.4でマルチポイントに対応。コーデックはAAC、aptX Leseless、aptX Adaptive、LE Audioをサポートする。3.5mmのAUX入力にも対応。 アダプティブANCに加えて外音取り込み機能(トランスペアレントモード)に対応。イヤホンと同様に自動一時停止・再生機能も備える。本体にはマイクも内蔵されており、クリアな通話を可能にするとのこと。ほか、柔らかいメモリーフォーム製のヘッドバンド、角度のついたイヤーカップ、ソフトなメモリーフォーム製ヘッドバンドなどにより、幅広いユーザーへのフィットを図っている。 ANCをオンにした状態のバッテリー駆動時間は最大50時間。本体の質量は319gとなる。ほか、アルミニウム製のスイーベル機構により、折りたたんで付属のハードケースに収納することができるようになっている。
編集部:平山洸太