【ボート】若松G1 西山貴浩が悲願の地元周年初制覇
「全日本覇者決定戦・G1」(2日、若松) 1号艇で人気を集めた西山貴浩(37)=福岡・97期・A1=がインから逃げて1着。G1は3月からつダイヤモンドカップ以来となる4回目、地元周年は初となる優勝を飾った。2着は4コースから差した森高一真、3着には前田将太が入った。 “一番取りたい”と常に公言していた地元周年タイトルを手にした。西山が勝ち取った絶好枠から逃げ切って悲願の優勝。「やっとです。1Mはやばいと思ったけど…」と完璧なターンではなかったと振り返ったが、他艇に先頭を譲ることなくゴールラインを駆け抜け、集まった大勢のファンが見守る中、ガッツポーズでその喜びを表現した。 夢だったタイトルを獲得したが、これで終わりではない。「来年は(若松で)SGが2つあるので、クラシックから頑張りたい」と地元でのSG制覇へ気持ちを込めた。 この優勝で3年ぶりとなる年末のSG・グランプリ(12月17~22日・住之江)出場へ大きく前進した。地元でつかんだVは今後へさらなる弾みになった。勢いを持って年末、そして来年の地元SGまで突き進んでいく。