メッツのオーナー、スティーブ・コーエン氏（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

　FA争奪戦が繰り広げられるフアン・ソト（26）に対し、メッツのオーナーであるスティーブ・コーエン氏が提示した驚きの〝条件〟が取りざたされている。ソト獲得に執念を燃やすコーエン氏は先ごろ南カリフォルニアの代理人スコット・ボラス氏のオフィスを訪ね、一度目の獲得交渉を行った。 【写真】大谷にヘルメットを手渡すメッツ・リンドア 　その中で15年6億6600万円（約1026億円）が提示されたとの情報が飛び交って球界を震撼させたが、さらにコーエン氏が〝トンデモ条件〟を被せてきたという。ESPN「マイケル・ケイ・ショー」でケイ氏が「コーエン氏は誰が提示してもそれより5000万ドル（約77億3000万円）を上積みするつもりだ。メッツは本当にソトがほしいようだ」と明かし、これを〝ゴッドファーザーオファー〟と称している。 　一方、再契約に向けて一歩も引けないヤンキースもハル・スタインブレーナーが交渉に臨んで残留を訴えた。しかし、感触については「分からない。候補には挙がるだろう」と歯切れが悪かったことで米メディア「「ライジングアップル」は「分からない？　ソトと1年を過ごしたのに分からない？　ソトとの再契約に自信がないという結論に達するのに、たった一言で十分だ」と見ている。果たしてメッツの〝ゴッドファーザーオファー〟の前に他球団は屈することになるのか。