狐、プロレス、超リアル…仮面の宴 東京・台東区でマスクフェス
日本のマスクや仮面文化を盛り上げ、発信していくイベント「東京マスクフェスティバル」が5日、東京都台東区の都立産業貿易センター台東館で開かれ、来場者は試着しながらマスクの展示を楽しんだ。 会場には狐（きつね）のお面やプロレスマスク、動物の被り物など多種多様なマスクが並んだ。イベントは今回で13回目で、年に1～2回ほど開かれている。この日はマスクなどを制作、販売する出展者63組が参加し、来場者もマスクを装着しての参加が可能となっている。 実行委員を務め、自身も墨田区でマスクの制作や販売を手掛ける大川原脩平さん（34）は「コスプレ文化が定着し、テレビにも仮面をつけたヒーローが登場する日本。実はマスク大国」とアピール。以前よりはコスプレや仮装に寛容な世間になったが、顔を隠したまま買い物や店に入れる場は少ないのが現状だという。「イベントが仮面をかぶったまま楽しんでもらえる場になれば」と話している。 相模原市から来た女性（21）は鳥をモチーフにしたマスクを購入し、「初めてきましたが、どの作品も個性があふれていて見ごたえありました」と笑顔だった。
