カギ開け仕事人にSOS殺到 「絶望です」「助けてほしい」 身近なトラブル解決に密着
■LAで大谷観戦後帰国…「絶望です」
午後7時半。今度は戸建て住宅に住む男性から依頼が入りました。 カギ開け仕事人 「すみません。お待たせしました」 閑静な住宅街で待っていたのは、40代の男性でした。 カギ開け仕事人 「どんな状況ですか」 依頼人 男性(40代) 「たまたま海外に。今、海外から帰ってきたんですよ。海外行く時、家に(家族が)いたので、安心して(カギを持たずに)そのまま出ちゃって。帰って来たんですけど。きょう不在だったので、あーってなって」 一軒家には妻と娘2人の4人で住んでいるという男性。他の家族3人は法事で東北地方に出掛け不在でした。 6日間の海外出張から帰ってきた男性はそれを忘れ、カギを持たずに家を出てしまったため、締め出されてしまったのです。 依頼人 男性(40代) 「ちょうどロサンゼルス行って。仕事で行ったんですけど。大谷翔平のワールドシリーズ見て」 「(Q.見たんですか?)居酒屋でですけどね。テレビある所でステーキ食べながら」 「(Q.めっちゃ楽しかったのに)めっちゃ楽しかったのに、帰ってきて絶望を味わってる感じですね」 初めての海外出張、しかもワールドシリーズ開催中のロサンゼルスとあって、かなりはしゃいだという男性。それほど野球が好きではないといいますが、総額およそ3万円分ものドジャースグッズを買い込んでいました。 依頼人 男性(40代) 「(Q.50/50の。これはいいですね)これいいですよね。今年だなと思うじゃないですか」 「(Q.めっちゃ買ってきてるじゃないですか)めっちゃ買ってきましたよ」 しかし…。 カギ開け仕事人 「開けるってなると、カギの穴を壊さないと開かないので、作業としては壊して開けるしかない」 依頼人 男性(40代) 「いくらするんですか?」 カギ開け仕事人 「5万円くらいします」 依頼人 男性(40代) 「え~しょうがないですね」 費用は、まさかの大谷グッズの購入額超え…。2つあるカギのうち、施錠されているのは上のカギだけです。 依頼人 男性(40代) 「あ~あ~…」 時差ボケで早く休みたい男性のために、仕事人は急いで開錠を試みます。作業開始から、およそ20分後…。 カギ開け仕事人 「開きました」 依頼人 男性(40代) 「良かった~良かった~」 ロサンゼルスを出てからおよそ16時間。男性は、ようやく家に入ることができました。妻に報告したところ「開いた口が塞がらない」と言われたそうです。