北方謙三の小説「水滸伝」織田裕二主演でドラマ化 監督は若松節朗、脚本は藤沢文翁
北方謙三による全19巻の歴史大河小説「水滸伝」が、織田裕二を主演に迎えWOWOWでドラマ化される。 【動画】実写ドラマ「水滸伝」製作決定を発表する特報スポット 舞台は12世紀初頭・北宋末期の中国。同じ志を持つ漢たちが“梁山泊(りょうざんぱく)”に集い、腐敗した世を正すべく敢然と立ち上がる。織田が演じるのは、梁山泊の頭領・宋江(そうこう)。世直しの檄文を書き記し、腐り切った国家を倒すべく壮絶な戦いに身を投じる。 監督は映画「沈まぬ太陽」「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」などで知られる若松節朗ら。織田とは「ホワイトアウト」やドラマ「振り返れば奴がいる」「お金がない!」「正義は勝つ」「ガラパゴス」に続きタッグを組む。脚本は舞台「キングダム」、音楽朗読劇READING HIGH「ROAD to AVALON」の藤沢文翁が担当した。 今回の発表に際し、織田は「この歳で、この様な作品と出会えて嬉しい。人生観が揺さぶられる様な撮影になる事を期待して。この閉塞感の続く日本に水滸伝は見逃せない」と思いを込める。北方は「俳優の演技、存在感、監督や脚本家の想像力と表現力。衣装や小道具にいたるまで想像力を結集し、それらが飛躍し、映像として物凄く圧倒的な世界を作るのではないか」と期待を込めた。若松、藤沢、プロデューサー・大原康明のコメントは下記の通り。YouTubeでは製作決定を発表する特報スポットが解禁となった。 ■ 織田裕二 コメント □ 製作決定の印象や意気込み、視聴者へのメッセージ これほどの長期間の撮影は聞いた事も、もちろんやった事もありません。 それを若松監督をチーフディレクターとして若松組の皆さんと一緒にやれる! 原作は北方謙三さん 漢(おとこ)とは? 今の時代、これほど漢を貫いている人は数少ない。 まさに漢を体現している愛嬌溢れるチャーミングでワイルドな兄貴、、、 その人が書いた原作を実写化する。 ワクワクするに決まってる。 この超大作を企画したプロデューサーは、まだ30代の青年だと聞いて驚いた。 彼は10代の時にこの水滸伝に出会ったんだそうだ。 そしてキャスト。 魅力的な出演者が多いのが、この水滸伝。 どんな素晴らしい役者と出会えるか、楽しみ 多くの人の胸を借りよう。 この歳で、この様な作品と出会えて嬉しい。 人生観が揺さぶられる様な撮影になる事を期待して。 この閉塞感の続く日本に水滸伝は見逃せない。 ■ 北方謙三 コメント □ 視聴者へのメッセージ はじめは「本当に作れるのだろうか」と思った。 それが、今は、「本当に作れるのだ。良かった」と感じている。 作家の仕事は、本になった段階で完結している。 原作は、映像を構成する素材のひとつに過ぎない。 その素材をどのように活かすか、私は見てみたい。 小説通りではない、新たに生まれる未知の創造物を見てみたい。 「水滸伝」は現代劇ではない。 リアリティの飛躍がある。 ストーリーの飛躍がある。 俳優の演技、存在感、監督や脚本家の想像力と表現力。 衣装や小道具にいたるまで想像力を結集し、 それらが飛躍し、映像として物凄く圧倒的な世界を作るのではないかと期待している。 ■ 若松節朗 コメント □ 視聴者へのメッセージ 中国の歴史物語「水滸伝」(北方謙三版)がドラマ化される! 圧政に苦しむ民を救う為、巨大権力に立ち向かう革命の物語だ。 逆境の中に夢を求めて抗う漢たちの革命は成就するのか、新風は吹くのか? 何十人もの登場人物がそれぞれに個性的に描かれていて群像劇としての魅力も尽きない。 映像化にあたり、あまりのスケールの大きさに立ち竦む自分もいる。 ここは織田君はじめ出演者のエネルギ-を借りるしかない。 中国舞台の壮大なドラマの映像化に 今、我々が試されている! ■ 藤沢文翁 コメント □ 視聴者へのメッセージ 作家人生でこれほど重責を担う仕事があったでしょうか。 初めてお会いした時、そこには水滸伝の原作者という“人”ではなく、 北方謙三という“文学”が立っていました。 それは私という人間が受け止めるには、あまりにも巨大なものでした。 しかし、先生は 「小説家の仕事はペンを置いた時に終わっている。あとは好きに書け」 と仰ってくださいました。 笑顔をくださいました。 私の舞台を観劇してくださいました。 熱い盃を交わす夜をくださいました。 視聴者の皆様と同じく、私も北方謙三先生の大ファンです。 心血を筆に滲ませて、この超大作に向き合わさせていただきます。 ■ 大原康明 コメント □ 視聴者へのメッセージ 世界中に閉塞感の漂う今だからこそ、 北方謙三先生の「水滸伝」が求められていると思っております。 この壮大なプロジェクトのために織田裕二さんをはじめ 最高のキャストの皆様、そしてスタッフの皆様が集結してくださいました。 私自身、原作の大ファンです。 いつかこの作品に携わることを夢見て、エンターテインメントの世界の扉を叩きました。 制作準備が進むにつれ、原作をお預かりする重圧と責任をひしひしと感じております。 しかし、開発を進める中で、 このチームなら最後まで駆け抜けることができると確信しております。 原作を初めて読んだあの日の滾るような高揚感と感動を映像で届けるために、 皆の志をひとつに、全身全霊をかけて挑みます。 WOWOWの挑戦に、是非ご期待ください。