右顔面と首に激痛が…「この痛みはやばい。死ぬかも」30代半ばで、前例のない首の手術をする必要があったわけとは
病気のことを投稿するにあたって…
動物保護活動について主に発信している飛田さんですが、自身の病気ことを投稿するにあたってはこのような背景があったといいます。 「フォロワーであり、支援者様が私の『飼い主に先立たれた動物の気持ちを考えてほしい』という内容のストーリーを引用し、ご自身の病気、未来のことを投稿されていました。内容も重たいものだったので、投稿に勇気が必要だったことと感じました。その投稿に胸打たれ、私も自分の体験が他の方や、動物たちの役に少しでも立てるのなら…と投稿することを決意しました」 現在、飛田さんの投稿に対しては、コメントが多数寄せられています。そこには「生きていてくれてありがとう」という飛田さんへ温かいコメントがありました。そして同じく血管奇形に悩まされる方がいたことに驚いたといいます。なんと飛田さんと同じ首にある方が2人もいて、硬化療法の予後についてのダイレクトメールも届くそう。 これに対して「自分の経験を投稿することで、同じく血管奇形で苦しむ方々が救われるヒントになるかもしれないことが嬉しかった」と飛田さん。 さらに投稿して心からよかったと感じたことは、投稿内容の「硬化療法だってきっと何千もの動物に試されているかもしれない。その硬化療法によって今生きられている」という動物の犠牲についての気づきに共感するコメントでした。 「それはきっと動物たちにとって少し優しい未来に近づくということですから」と飛田さんは話します。
「なにか」を感じてほしい
飛田さんは今後について「私は動物保護活動家であり、死ぬまでこの身を動物たちの未来に使う所存です。動物たちの未来を明るくするには伝えて続けて、それを見た方々に『なにか』に気づいてもらうことだと考えています。そのなにかは、各々が感じることにこそ意味があると思っています」と話します。 そして、飛田さんは「子どもの頃から戦争のお話と同じように、動物愛護も深く考える時間があってもいいはずだ」という思いから絵本の作成、学校への寄贈に力を入れています。現在は、大阪府下の全小学校に絵本を配るプロジェクトを行っていますが、今のところ約700校に寄贈できたとのこと。 「まだまだ動物のおかげで生かされた自分には、恩返しと呼べるできることがある」と語る飛田さんの活動はこれからも続いていきます。 出典:日本医科大学武蔵小杉病院『血管腫・血管奇形(硬化療法)』 https://www.nms.ac.jp/kosugi-h/section/plastic-surgery/guide_copy_2_copy_2_copy_2_copy.html
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