地元食材使った創作料理を提案「うさ食文化サロン」 県内外で活躍する有名シェフを招き、来年12月まで毎月開催
来年の宇佐神宮(大分県宇佐市)御鎮座1300年に向け、地元の食材を使った創作料理を作って提案する「うさ食文化サロン」が開催されている。1300年関連事業を手がける実行委員会の企画で、新たな宇佐グルメ開発などを目指す取り組み。県内外で活躍するイタリアンやフレンチの有名シェフを招き、来年12月まで毎月開く。 10月からスタートした。11月中旬に同市安心院町下毛の安心院葡萄酒(ぶどうしゅ)工房であったサロンにはフランス料理「トモクローバー」(大分市)の大久保智尚(ともなり)シェフ(47)が招かれ、地元料理人や宇佐商工会議所、宇佐両院商工会両女性部のメンバーら約30人が集まった。
大久保シェフは、市特産のブドウや旬の野菜などをフランス料理の手法で調理した新たなレシピを提案。説明しながら参加者の質問に答え、お薦めの味付けなども紹介した。 完成後は参加者が味わい、安心院特産のワインや日本酒とのペアリングも試した。宇佐市長洲の会社員椛田早苗さん(67)は「よく知っている地元の食材が見たことのないおしゃれな料理に変わった。見た目も楽しい新しい宇佐料理になっていて、おいしい」。 同実行委は「観光に食の力は欠かせない。市内の飲食店が新たなメニューを開発するヒントとして活用してもらえれば」と話した。