東京湾の景色楽しみながら健脚競う 市民ランナー1万7千人 ちばアクアラインマラソン
東京湾を横断して千葉県木更津市と川崎市を結ぶ高速道路「東京湾アクアライン」を市民ランナーらが駆け抜ける「ちばアクアラインマラソン2024」が10日開催され、約1万7千人のランナーが健脚を競った。平成24年から2年に一度開かれてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で令和2年は中止となり、今回で6回目。 木更津市の潮浜公園前をスタートし、アクアラインの海ほたるパーキングエリアを折り返して同市内に戻るコースで、フルマラソン、ハーフマラソン、車いすハーフマラソンの3種目。 時折小雨が降るなど天候はよくなかったが、ランナーはアクアラインから東京湾の景色を楽しみながらゴールへと向かった。 男子フルマラソンで優勝したのは、同県柏市出身の元実業団選手、蜂須賀源さん(29)。 「アクアラインは初めて走りました。アップダウンもあり、きつかったですが、楽しんで走れました」と喜びを語った。 女子フルマラソンは山口遥さん(37)が4連覇を果たした。「仲間と一緒に走れて、心強かった。次回も連覇を狙いたい」と笑顔を見せた。 2回目の出場という柏市の海老原孝明さん(27)は完走後、「アクアラインでは風が強くて心が折れそうでしたが、声援が力になりました」と語った。 同県八千代市の久保明日香さん(49)は「沿道から小さな子供たちも応援してくれて、うれしくて涙が出そうになりました」と感激した様子だった。