値下がり銘柄の「逆張り投資」で注意すべき2つのポイント
個人投資家が大好きな「逆張り投資」。この投資手法を実行に移す際に注意したいポイントをまとめました(イメージ写真:ELUTAS/PIXTA)
古くから株式市場で知られている投資手法の1つに「リターン・リバーサル」があります。過去のある一定期間で下落が大きかった銘柄の株価は、その後、反転してリターンが大きくなるという傾向を捉えた戦略です。 株価が大きく下がっている銘柄に投資するというのは、投資家としては勇気がいる行動です。企業に悪いニュースが出て株価がどんどん下がっていると、その勢いのまま、今後も株価が下がるのではないかと思ってしまう人も少なくないでしょう。 しかし、このように考えてしまう投資家が多ければ、その分だけ、悪いニュースによる企業への実際の悪影響を上回る勢いで株価が下がってしまいます。だからこそ、その反動(リバーサル)も大きくなることが期待できるのです。 行動心理学的には、投資家にとって勇気が必要な投資ほど、その勇気の代償として将来の高いリターンが期待されるといえるでしょう。そこで、今回と次回(6月9日配信予定)の本連載では、リターン・リバーサル銘柄の具体的な狙い方を紹介します。
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吉野 貴晶