2連対率50％超のエンジンを引いた森永淳（撮影・岡田　丈靖）

　デイ開催のボートレースからつ「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」は12日に開幕。川淵陸郎記者の「イイ値」は地元・佐賀支部の森永淳（43）に注目した。 　引き当てた17号機はまだ使用3節ながら、2連対率53.8％のハイアベレージを残している。 　「少し回り過ぎだけど、初日もこの追い風なら舟の向きもいいと思うし、バックの伸びも期待できそう」 　その言葉通り、前検では6秒69の1番時計を叩き出した。気配も、もちろんいい。「悪くないですね。班との比較でも伸びていたし少し強めだった。前検としてはまずまず。スタートはちょっと分からないね」と、やってくれそうな雰囲気が伝わってくる。 　前期勝率5.50で7月からはA2に甘んじているが、G1V（2008年7月の下関MB大賞）にSG優勝戦進出（09年3月の多摩川クラシック）の実績があり、地力に衰えはない。9月19日には大村で今年初Vを果たし、A1返り咲きへ勝率も着実に稼いでいる（前検時段階の今期勝率は6.54）。 　8月10～15日のお盆シリーズ以来、今年6節目となる地元水面では通算47優出で12Vをマーク。今回もエンジンのパワーを存分に引き出し、勝負強さを見せてくれるはずだ。 　初日のトーナメントは10R3号艇。伸びを生かすには絶好となりそう。地元ファンの前で攻めのレースを展開する。一般戦の前半3Rは1号艇で登場する。