高橋藍 高校時代の伝説の死闘を振り返る「いつ終わるんだ…」「満身創痍」「ギリギリの状態」
バレーボール男子日本代表の高橋藍(23)が12日放送のフジテレビ「この世界は1ダフル 外国人1万人が選ぶスゴい日本人アスリートSP」(後8・00)にVTR出演。東山高校時代の“伝説の一戦”について振り返った。 【写真】練習中のレアな表情 17年度の春高バレー京都府予選の決勝。高校1年の高橋藍は兄・塁とともに強豪・洛南と対戦した。初めての春高予選に、「今あるものを全て出し切ろう」と臨んだ高橋は、春高バレー史に残る死闘を繰り広げた。 第1セットは洛南に25-23で先取された。続く第2セットも洛南に大きくリードを許したが、24-24に追いつき、デュースに持ち込んだ。しかし、ここから両チームは全く譲らない展開。高橋は「どこまで続くんだ」「いつ終わるんだ…」と当時を回想。結果的に43-41で東山が第2セットをものにした。 「2セット分(の体力)。満身創痍(そうい)でした」と語った高橋。「ふくらはぎがつってました。ギリギリの状態」で第3セットを戦ったが、23-25で落とした。第4セットは洛南もけいれんを起こす選手が続出するなど、ハプニングに見舞われた。それでも、パリ五輪代表で当時の洛南エースだった大塚達宣の活躍で最後は洛南が25-23と競り勝った。 大塚は「よく我慢して打ち続けられたなと」「個人的には楽しかった」とした上で、「一番過酷だった」とコメント。高橋も「あの試合はシンプルに苦しかった」と苦笑いしながらも、懐かしそうに振り返った。