台風21号 台湾は強風域抜ける 中部や南部は非常に激しい雨に要警戒
(台北中央社)軽度台風(台湾基準)台風21号は1日、台湾海峡を北東に進んでいる。台湾本島や中国・福建省に近い馬祖は強風域を抜けたため、陸上台風警報が解除されたものの、中央気象署(気象庁)は、中部や南部では非常に激しい雨もしくはそれ以上の雨が降る恐れがあるとして注意を呼びかけている。 台風21号は午前11時現在、中国・福建省に近い馬祖の北東約190キロの海上を時速37キロで北東に進んでいる。中心気圧は995ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は28メートル。中心から半径120キロの範囲は風速13.9メートル以上の強風域。 気象署は中部や南部などで台風や台風外側の雲の影響により局地的な大雨が降りやすいとし、落雷や突風、土砂災害、浸水などに注意するよう呼びかけた。 (汪淑芬/編集:齊藤啓介)