南果歩さんの愛車選びに迫る セカンドカーにプリウスPHVを選んだ理由とは
愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第46回。後編では、俳優の南果歩さんが、今気になっているという電気自動車に見て、乗って、触れた! 【写真】南さんと最新テスラが艶やかに共演(10枚)
「生き物すべてが好きなんです」
前編では、三菱「パジェロ」にはじまり、メルセデス・ベンツ「Cクラス・ステーションワゴン」に至るまでの南果歩さんのクルマ生活を語っていただいた。 後編は、今、もっとも興味があるというBEV(バッテリー式電気自動車)について語り、テスラの最新モデルにも試乗した。 「私はクルマを運転するなら、なるべく空気を汚したくないということを考えています。なんというか、生き物すべてが好きなんです。人間も好きだけど動物も好きだし、木とか花とか、すべての生命と共存したい。最近だと、海洋ごみを集めて家具を作る取り組みなどにすごく興味がありますね。だから自宅を建てるときに、電気自動車用の充電器も用意しました。いろいろ調べて、詳しい方の意見も聞いて、“まだ日本だと電気自動車は早い”ということで、4年ほど前からセカンドカーとしてトヨタ『プリウス』のプラグイン・ハイブリッドに乗っています。オプションの太陽光パネルも付いているんですよ」 4年前ということは、2023年まで生産された第4世代のプリウスで、この型のプリウスPHVにはパナソニックが開発した「HIT」という太陽光パネルがオプション設定されていた。 第3世代のプリウスにも京セラ製の太陽光パネルのオプションが存在したけれど、こちらは56Wの出力で、機能は駐車中に車内の換気をおこなうことに限定されていた。いっぽう第4世代プリウスのHITの出力は180Wと大幅に向上、駆動用のリチウムイオン電池に充電できる点で、画期的だった。 いずれはBEVに乗りたいと語る南さんに、最新のテスラ「モデルY」を試乗してもらった。 「7年か8年ほど前だったと思いますが、サンフランシスコの友人がテスラを買って、遊びに行ったとき、乗せてもらいました。もうびっくりしましたね! 『オートパイロットはこうやるんだ』と。教えてもらって、“未来がやって来たんだ”と、感じました。あのとき、いつかこれに乗りたいなぁという憧れの気持ちが芽生えたのを覚えています。ただ、日本ではまだ充電設備が充分ではないというのもあって、テスラに乗るタイミングじゃないのかなぁと、思っています」