監督会議を終え、握手する三浦監督（左）と小久保監督（カメラ・中島　傑）

◆ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２４第１戦　ＤｅＮＡ―ソフトバンク（２６日・横浜） 「ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２４」が２６日、横浜スタジアムで開幕する。４年ぶりにパ・リーグを制したソフトバンクとセ・リーグ３位からクライマックスシリーズ（ＣＳ）を勝ち上がったＤｅＮＡが激突する。両軍は２５日に横浜で最終調整。ソフトバンク・小久保裕紀監督（５３）は同日に開幕するワールドシリーズ（ＷＳ）に負けない激闘を誓った。 　小久保監督が２５日、日程的に日本Ｓと重なるＷＳの“打倒”を宣言した。ＤｅＮＡ・三浦監督とともに臨んだ会見で「パ全球団を代表して挑む」と決意表明した上で「ＷＳと、かぶるんで」。メディアから笑いも起こったが、その声を制して「ホント笑いごとじゃなくて、責任を感じてます」と口元を引き締めた。 　メジャー頂上決戦は日本時間２６日午前９時８分に開幕する。日本Ｓは同日午後６時３０分の開幕。期間中の移動日も同じで「朝はＷＳ、夜は日本Ｓ」（小久保監督）というスケジュールとなる。その上で「皆さんにお願いしたいのは、ここは日本だぞということ」と報道陣にも“ジャパン・ファースト”を要請。一方で「それに値するゲームをしないと、扱いは大きくならないと思う」と危機感もにじませた。 　ドジャースとヤンキースの４３年ぶり名門対決が話題を呼び、何より大谷が臨む初のＷＳは、日本メディアも破格の扱いで展開するだろう。だが「目標、世界一球団」を標ぼうするホークスの長は「チームを率いる者として日本球界全体を考えたときに、そういう（打倒メジャーの）思いで試合に臨みます」ときっぱり。しかし「（朝から）全試合見ます」とオチもつけた指揮官。熱い試合を横浜から発信する。（田中　昌宏）