レアル・マドリーへの移籍が決まったエンバペ。PSGでの出来事を告白「ある物事や人々が僕を不幸にした」
レアル・マドリーへの移籍が決まったキリアン・エンバペは、移籍完了後、初めての記者会見でパリ・サンジェルマン(PSG)のある人々が自分を「不幸」にしたと明かした。『ESPN』が伝えた。 エンバペは月曜日、レアル・マドリーへのフリートランスファーによる移籍を発表し、長らく続いた移籍騒動に終止符を打った。4日、フランス代表の記者会見に臨んだエンバペは、「PSGに不満はなかった。僕を擁護してくれた人たちの顔に泥を塗るようなものだ。僕はいつも幸せだった」と語りつつ、自分を不幸にさせたことについて思いを明かした。 「でも、あることが僕を不幸にした。僕のような選手は、リーダーである以上、それを表に出すことはできない。だから、できるだけポジティブでいようとしたんだ。監督も選手もクラブの従業員も僕をサポートしてくれた。だから、不満があるとか、不平を言うのはよくないことだ。でも、ある物事や人々が僕を不幸にした」 また、エンバペは昨夏にあった出来事を告白。昨夏、PSGのナセル・アル・ケライフィ会長と今季限りでの契約延長の是非をめぐって対立した後、ルイス・エンリケ監督とスポーツ・ディレクターのルイス・カンポス氏に「救われる」まで、まったくプレーさせないと言われたことを付け加えた。 「彼ら(クラブ)は僕にプレーしないことを理解させようとした。面と向かって言われたし、暴力的に言われたよ。ルイス・エンリケとルイス・カンポスが僕を救ってくれた。彼らがいなければ、再びピッチに足を踏み入れることはなかっただろう。プレーしていることだけでも大きな誇りだったが、来年はそんな1年では満足できないことは確かだ」