マカオ、同行の友人からカジノチップを盗み換金…中国人の女逮捕
マカオ司法警察局は6月25日、マカオ滞在中に友人の男性から20万香港ドル(日本円換算:約410万円)相当のゲーミング(カジノ)チップを盗んだ上、換金したとして30代の中国人(中国本土居民)の女を逮捕したと発表。 同局によれば、同月22日夜、中国本土からマカオを訪れていた男性旅客から「マカオのカジノで友人になった女とホテルで休憩していたが、トイレに入って戻ったところ、女が部屋から姿を消しており、ソファの上に放置していたズボンのポケットの中から額面10万香港ドル(約205万円)のゲーミングチップ2枚がなくなっているのに気づき、女に盗まれた可能性がある」との通報が寄せられたとのこと。
通報を受けた捜査を進めたところ、この女がホテルの部屋を出た後、コタイ地区にあるカジノ施設内で被害者から盗んだゲーミングチップ2枚を別の中国本土からの男性旅客(2人目の被害者)と18万8000人民元(約414万円)で両替するかたちで換金していたことが判明。2人目の被害者がカジノ内で当該ゲーミングチップを使用した際、カジノ施設のスタッフが盗品であることに気づき、同局に通報したという。その後、23日に2人目の被害者がタイパ島のカジノ施設で両替相手の女を偶然発見し、同局に通報すると同時に身柄を取り押さえたとのこと。 女は同局の調べに対し、1人目の被害者がトイレを使用中にゲーミングチップ2枚を盗んだこと、また盗んだチップを2人目の被害者と両替することで金銭を詐取したことを認め、詐取した現金の行方については、一部を借金の返済に充て、残りはカジノで使い果たしたなどと供述。同局では、女を窃盗及び巨額詐欺罪で検察院送致するとした。