当たるためなら…1皿10円高くなってもイイ!? 「くら寿司」驚愕のサービス『ビッくらポン!プラス』、人気の理由は?
「悪魔のシステム」「よくわからないままプラスにしたら当たった」「グッズを大量にゲットできた」…「おまけ」のくじに課金して、確率をアップするという驚きのシステムを導入した「くら寿司」。始まってから約半年、反応はどうなのだろうか? 【写真】確率UP!という文字につい押したくなってしまう? 2000年からスタートした人気コンテンツ『ビッくらポン!®』は、寿司皿5枚で1回挑戦できるくじ引きで、当たりを引き当てれば景品がもらえるというもの。当たる確率は非公表となっているなかで、2023年9月から確率を確定させる画期的なサービス「ビッくらポン!プラス」が始まっている。 1皿の通常料金にプラス10円の課金をすれば、3回に1度必ず当たりがでるというシステム。1皿の料金は高くなるが、皿数を少なく当たりを入手できる可能性が高い…つまり、最終的には安くなるのでは?という心理が働く価格帯が絶妙だ。
グッズ目当てのお客に向けて…
くら寿司広報の岡本愛理さんに導入した経緯をうかがった。 「『ビッくらポン!®』は、もともと食事に+αの付加価値の楽しみとしてご用意したサービスですが、最近では人気キャラクターとのコラボも増え、『ビッくらポン!®』のグッズを目的に来店頂くお客様も増え、それらのニーズへの対応として、『ビッくらポン!プラス』を導入しました」。 『くら寿司』では定期的にTVアニメや映画、キャラクターなどのタイアップキャンペーンを実施している。『ビッくらポン!®』でしか手に入らない人気キャラクターの限定グッズ目当てに、昨今はファミリー層だけでなく幅広い世代に人気。そこで、2023年7月に一部の店舗で試験的にサービスを開始。利用者の反応がよく、わずか2か月で全店導入に至ったという。 利用者の数は非公表とのことだが、「最近話題になっている“推し活”の一環として、オリジナルグッズを目あてに来店される方も多く、そういった方々にも『ビッくらポン!プラス』は好評です。お客様からは『最高のシステム』『これで推しを手に入れるチャンスが広がりました…!』といった好評のお声をいただいております」と岡本さん。この答えからも人気がうかがえる。 男女合わせて食べる寿司の皿数は、平均10皿とのことで、『ビッくらポン!®』のチャンスは平均2回。2人で訪れて20皿食べて4回挑戦しても当たるかどうかはわからないが、プラスにしておけば15皿の時点で1回は必ず当たるという計算だ。 SNS上では、「当たる確率が上がるので、子どもたちは『また当たった!』と大喜び」「景品目当てに無理やり食べなくてよくなり、結果的に財布に優しい」と、くじ目当ての食べ過ぎを抑えられるという声のほか、「プラスにしたけれども、お目当ての推しは来なかった」などくじ運を嘆く声もあがっている。 ちなみにプラスかどうか選べるのは注文前のみ(途中での変更不可)。タッチパネル上とスマホ上での注文の回数カウントは合計されないのでご注意を。