瀬奈じゅんさんの30周年記念コンサート「ALive Returns-Handsome Woman-」只今絶賛稽古中!あさこさんといえば、やっぱりこの曲だよな
100年を超える歴史を持ちながら常に進化し続ける「タカラヅカ」。そのなかで各組の生徒たちをまとめ、引っ張っていく存在が「組長」。史上最年少で月組の組長を務めた越乃リュウさんが、宝塚時代の思い出や学び、日常を綴ります。第84回は「ALive Returns」のお話です。 (写真提供◎越乃さん 以下すべて) 【写真】懐かしくてしっくりくる二人の並び * * * * * * * ◆帰ってきた「ALive Returns」! 瀬奈じゅんさんの30周年記念コンサート「ALive Returns-Handsome Woman-」の只今絶賛稽古中です。 日本青年館で10月25日、26日に行われるこの公演は、彩乃かなみさん、宇月颯さん、晴音アキさんが出演。 さらに、10月25日の公演には大空ゆうひさん、霧矢大夢さん、10月26日の公演には春野寿美礼さん、大鳥れいさんがゲストとして出演されます。 苦楽を共にしてきた仲間との稽古は、あっという間に時が戻って現役の時のような稽古場になります。 懐かしさに囲まれて、あの時代にワープしているかのような不思議な感覚に、感動で震える瞬間が何度もあります。 あさこさん(瀬奈じゅんさん)といえば、やっぱりこの曲だよなとか、回るだけでも、ただ後ろに立つだけでも、そうそうこれこれ!と感動して泣きそうになったり。 みんなも同じような気持ちになっているのがわかります。 似たような感情が動いてることを感じながら、みんながずっと笑っている稽古場。 そんな空気感が合う感覚がたまらなく懐かしい。 現役の頃とは距離感も環境も違う私達。 ゆっくり話す時間もないのに、それでもしっくりくるという、そんな仲間って貴重すぎる。 そんな感動の嵐で始まった稽古場でした。
◆現役の頃とは違う感覚 ところが、振りはすんなり覚えられないし身体も動かないという現役の頃とは違う感覚に、すぐさま現実を知ることとなります。 己の酷さに落ち込み、稽古場の動画を見てはさらに落ち込むという現在進行形の毎日。 そして登場したラテンナンバー振付けのKAZUMI-BOY先生。 完全に身体が悲鳴をあげています。 退団してからの月日をこれほど体感したことはありません。 しかし、KAZUMI-BOY先生の振付けで踊るあさこさんを、この光景をまた見ることができるとは! この瞬間は二度とないんだと思うと、しんどさも幸せに感じられる稽古場です。
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