【GLORY】ダウンの応酬!ヘビー級ワンナイトトーナメントは“キング・オブ・キックボクシング”リコ・ヴァーホーベンが決勝TKO勝ちで優勝
GLORY Heavyweight Grand Prix 2024年3月9日(土・現地時間)オランダ・ゲレドーム 【写真】コーナーへ登り、大きく手を上げるヴァーホーベン ▼メインイベント(第11試合)Heavyweight Grand Prix決勝戦 3分3R ×レヴィ・リグターズ(オランダ/GLORY世界ヘビー級2位)=112.9kg TKO 2R 2分59秒 ※右ローキック 〇リコ・ヴァーホーベン(オランダ/GLORY世界ヘビー級王者)=122.8kg ※ヴァーホーベンが優勝。 GLORYヘビー級グランプリの決勝戦は、優勝候補のヴァーホーベンとリグターズで争われることとなった。ヴァーホーベンはここでも花道をダッシュしてリングインした。 1R、ヴァーホーベンはジャブを顔面とボディへ打ち分け、接近するとヒザを突き刺す。リグターズは左右のハイキックでけん制しつつ、ローを蹴って来るヴァーホーベンに右ストレートを狙う。ヴァーホーベンの右ローに大きくバランスを崩すリグターズ。サウスポーになるリグターズだが、オーソドックスに戻るとサウスポーになったヴァーホーベンの左インローからの右アッパーでダウンを喫する。ヴァーホーベンは右ロー、接近するとヒザで左足を蹴る。防戦一方となるリグターズへヴァーホーベンが右フックでダウンを追加。 2R、リグターズは左右フックを叩きつけるが、ヴァーホーベンはローを蹴ろうと詰めてくる。しかし、右ローを蹴ろうとしたヴァーホーベンへリグターズが起死回生のバックハンドブローでダウンを奪う。かなり効いている様子のヴァーホーベンだったが、すぐに右ロー、左インローで反撃。ヴァーホーベンはジャブから左右フック、右ストレート、そして左前蹴りでリグターズを追い込み右フックでダウンを奪い返す。 もう一度バックハンドブローを繰り出すリグターズだが、今度はヴァーホーベンが防ぐ。右ロー、左インロー、さらに右インローを奥足へ蹴るヴァーホーベン。最後はボディへのジャブ連打から右ローを蹴ったところでリグターズが力尽きて座り込むようにダウン。TKOでヴァーホーベンの優勝が決まった。 優勝賞金50万ドルと優勝トロフィーを受け取ったヴァーホーベンは「バックハンドブローは見えなかった。リグターズに拍手をお願いします。素晴らしい相手だった。2人とも2試合していたから互い足が痛かったと思う。自分は効率的に戦った。グランプリは次元が違うくらい辛かったよ。自分にとってはケーキにイチゴを乗せたようなもの。10年かけて積み上げたものが完成した。今後のことはまだ分からない」と、疲労困憊ながらも笑顔を浮かべて勝利者インタビューに答えた。
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