【子どものお悩みを解消する偉人の名言】「勉強のやる気が起きない!」を解決する野口英世の名言とは⁉
受験がいよいよ近づいてきているのに、なかなか勉強をする気になれません。親も口にはしないけれど、「勉強しろ」「大丈夫なの?」オーラを感じます……。 ▼回答するのは…野口英世 1876(明治9)年、福島県猪苗代生まれ。日本の代表的な医者であり研究者。幼い時に左手に大やけどを負い、恩師や家族、友人の援助を受け、苦難を克服しました。アメリカのロックフェラー医学研究所を拠点に活躍。1928(昭和3)年、西アフリカで黄熱病の研究中に感染し51歳で亡くなりました。 【名言】『学問は一種の投機事業である』 「かなり勉強熱心な私ですらも、小学生の頃は、勉強に身が入らない時期があった。なにしろ父がおらず、母一人で育ててくれたものでな。弟の面倒をみたり、母の手伝いをしたりするほうが大事だと思ったのさ。ところが、ある日、母から「どうして勉強してくれないの!」と泣かれてしまって……。なにしろ、東北の寒くて貧しい村に生まれたからね。母からすれば、家の手伝いなんかより、勉強に打ち込んで、私には今の生活から抜け出してほしかったみたいなんだ。それからは、医者になるために猛勉強をしたよ。学ぶ目的がはっきりしたからね。 君は何か夢はあるかい? ただ単に好きなことだっていい。そこから自分の将来の方向性をうっすらとでもいいから考えてみる。そうしたら、今、一生懸命に勉強する意味が少しは見えてくるだろう。それは決して試験のためじゃあない。学問というのは、一種の投機事業なんだ。つまり、未来への投資ってこと。やる気、出てくるだろ?」 監修・文/真山知幸 『歴史人Kids VOL.1』より
真山知幸