魅力度最下位“常連”イバラキの底力 外国人も夢中 行列できる“パンの街”とは?
■世界を魅了する“絶景の鳥居”
神様が降り立ったとされる神磯の鳥居は、太平洋の荒波が岩礁に白く砕ける瞬間が神々しく、SNSで人気に火が付き、なかでも鳥居の中に朝日がおさまる瞬間を撮りたいと、海外からも観光客が訪れています。 台湾から 「茨城は意外と面白いと思います。結構きれいな所だと思います。なんで(魅力度ランキングが)一番下か分からない」 茨城県の老舗ホテル「ホテル山水」 女将 高橋采子さん 「お~最下位脱出」 魅力度ランキング最下位脱出に歓喜した、地元旅館の女将さんたち。でも、ふと我に返ると…。 女将 高橋采子さん 「最下位が続いているほうがいいかなと」 若女将 高橋裕子さん 「中途半端にくすぶるよりかは最下位で」 「いばらき女将カード」など、この一年、茨城の魅力発信に尽力した女将さんたちからは、なんとも意外な声が。 内原鉱泉湯泉荘 女将 石川よう子さん 「私はどちらかというと、最下位って…結構おいしいと思っていた」 ホテルサンシティ勝田 女将 萩谷旬子さん 「『最下位だからどんな所か来てみました』というお声はたくさんいただいています」 実は、最下位のほうが注目されてよかったんじゃないか…との声も。 そこで、県民にも急きょ聞いてみました。 茨城県民(10代) 「最下位が魅力だったり。最下位だからこそ良いかなって」 茨城県民 「最下位でいいんですよ。それでアピールできるんだもん。『魅力度最下位の県から参りました』って言えるじゃないですか。中途半端。何もできないもんね」 話を聞いた65人のうち、半数近くが最下位の方が良かったと…。最下位を前向きに受け入れながら、魅力を高めてきた茨城。順位は何位でも、その魅力が色あせることはありません。
テレビ朝日