【パリ五輪卓球】緊張と喜び。早田ひな、苦しみながら北朝鮮のピョンを下し、メダルへあと1勝
中盤から相手の強打に苦しんだ早田。最後は笑顔で締めて、準決勝進出
●女子シングルス準々決勝 早田ひな(日本) 4(11‐5、11‐5、13‐15、11‐8、9‐11、4‐11、11‐5)3 ピョン・ソンギョン(北朝鮮) 早田、2-0とゲームをリードした後の3ゲーム目。8-10から追いつき5回のゲームポイントをしのいだが最後は13-13から相手のバックハンドがエッジ、次のボールをバックドライブで決められ、13-15で落とした。 4ゲーム目は出足からピョンのフォア強打が決まり、2-5とリードを奪われるが、6本連取し、8-5と逆転。11-8で取り返した。 5ゲーム目、出足から0-4とリードされるが、9-9で追いつく。しかし、ここからピョンに2本取られ、9-11で落とした。 6ゲーム目、4-4から連続失点で4-11。ピョンの両ハンドの強打と攻守に苦しんだ。 最終ゲーム、5-2とリードして、チェンジエンド。7-2まで離すもピョンの激しい左右への揺さぶりが襲う。早田は8-4から強烈なフォアドライブを打ち込み9-4。相手のバックカウンターで9-5となったところでタイムアウト。苦しい流れを止め、11-8で試合を決めた。苦しかったが、最後は強打と攻守で乗り切った。 中盤からの苦しい展開をしのいだ早田。メダル獲得まであと1勝となった。 緊張と喜び。パリの舞台を楽しむ躍動感があった。