住宅の庭から“水噴出”トンネル掘削との因果関係は…リニアの工事中断
■酸素濃度の低い“気体”も
8日に会見を開いた『リニア中央新幹線を考える町田の会』は、出てくる気体を調べたといいます。 リニア町田の会 櫻井朋広共同代表 「24日の朝に行った時は(気体が)まだ盛んに出ている状態だったので、ペットボトルに気体だけを採取した。それが2本分ということです。酸素濃度が1%程度とごくごく酸素濃度の低い気体で、普通の空気じゃないなと」 JR東海と工事関係者も現地で調べたといいます。 リニア町田の会 亀山俊平さん 「このブクブクが発生している地上50センチのところに(JR東海らは)測定器を持ってきて測定をした。そうしたら(酸素濃度が)19.7%だった。だからそれはすぐには人体に影響がないだろうということで、住民の人に安心してもらいたいというふうに言われたわけです」 リニア中央新幹線については、別の工事現場周辺でも異常が報告されています。岐阜県瑞浪市では、トンネル工事現場の周辺で、井戸などの水位の低下や地盤沈下が確認されています。町田市の現象も、工事との関連についてはまだ分かっていません。 リニア町田の会 亀山俊平さん 「他は出ていることが確認できてないだけで、出る可能性はそれこそトンネル掘ってみないと分からないので、責任ある対応をちゃんとしていただきたいということです」 JR東海は、水と気泡の発生原因が分かるまで、工事は中断し、原因究明後に再開するとしています。
テレビ朝日