主演ミュージカル「モダン・ミリー」取材会で意気込みを語った朝夏まなと（カメラ・古田尚）

　元宝塚トップで女優の朝夏まなとが１５日、大阪市内で主演ミュージカル「モダン・ミリー」の取材会に出席した。 　１９２０年代のニューヨークで、田舎町からモダンガールに憧れて出てきたミリー（朝夏）が、仕事と恋に励む物語。２０２２年に上演され好評を博しての再演に「再び２年後に帰ってくることができて、とてもうれしいです」と喜んだ。２２年の公演で達成感を得ており、再演はないと思っていたそうだが「私も大好きですし、再演で気づくこともたくさんあるので、またこの作品をいろんな面で見ることができるかな」とワクワクしている。 　２２年の時は“玉のこし”を狙うミリーを演じる上で、愛かお金のどちらをとるかという質問に「愛が１００％としておきますか」と話していたが、今回は「愛が全てですよ！」と断言。またキャストについても「一路真輝さん、（夢咲）ねねちゃんの２人で東京でトークイベントがあったのですが、２人とも天然なので、私のツッコミスキルが上がりそうです。私もたまにボケるんですけど」と笑った。 　素直でチャーミング、そしてちょっと天然なミリー。「私も初心を思い出してやらないといけないなと思いました。やっぱり好きっていう気持ちは大事ですよね」と役と自身を重ね合わせた。コメディー作品だが、あえて笑いを狙いにはいかないという。「特に大阪の方は笑いに厳しいので。本当に新鮮に。あまり深いことは考えずにその場で起きたことをリアルに受け止めて返す。いかに自然に新鮮にやるかですね」と秘策を挙げた。 　再演とはいえ、キャストや台本の流れも少し変更された新しい「モダン・ミリー」。朝夏は「前回ご覧になった方も楽しんでいただけると思いますし、ハッピーになって帰っていただけたらなと思っているので、ぜひ劇場でお会いできることを楽しみにしております」と呼びかけた。大阪公演は８月３、４日に大阪新歌舞伎座で上演される。