部活引退後、第1志望はE判定…!落ち込む我が子にできるサポートは?
【これまでのがんばりを認めた前向きな言葉かけ】 ・最後の模試もE判定で「これは最悪の結果もあるかも」と覚悟を決めましたが、子どもには「今まで必死にやってきて、行きたいと思って決めた第1希望の大学なら、最後まであきらめるんじゃない」と言って声をかけていました。あきらめないことが大切だと、改めて感じる受験でした。 これまでのがんばりを認め、「大丈夫」と太鼓判を押してくれる保護者のかたの姿と言葉が気持ちを奮い立たせてくれるもの。弱気になる時こそ、「こんなにがんばってきてるよ」と努力のプロセスを思い起こさせてあげることが大切なのですね。 先輩保護者からは勉強そのもののサポートよりも、気持ちに寄り添う、信じる、前向きな言葉をかけるといったメンタル面のサポートに徹したとの声が多く寄せられました。E判定を取った受験生本人は、ショックを受けつつも、時に先生や友達に相談しながら勉強の戦略を立てていくはず。 その力を信じて、後ろからそっと背中を押してあげるサポートを心がける保護者のかたが多いようです。受験生にとっては、信じてもらえているという実感が、ショックを受けた気持ちを回復させ、再度がんばろうと気合を入れ直すことにつながるでしょう。 なお、志望大とお子さまとの実力の差にギャップが大きい時は、「通ってもいい」と思える併願大をお子さまと一緒に探しておくのもオススメです。 第1志望大の受験の前に併願大の合格をつかんでおくことで、自信を持って第1志望大の受験に臨めた例も少なくありません。
先輩保護者の経験から学ぶ!受験生にやっておいてよかったこと、失敗したこと
悪い判定を受けて落ち込むこと以外にも、受験生はスランプに陥ったり、本番が近づくにつれ焦りと緊張が大きくなったりすることも多いものです。子どもが安心して受験勉強や受験本番に臨めるようにするにはどうすればいいのでしょうか。先輩保護者のやっておいてよかったことと失敗したことを聞いてみました(※2)。 【やっておいてよかったこと】 <普段どおりの生活> ・進路の悩みは子どもから言うまでこちらからは何も聞きませんでした。またプレッシャーにならないように、なるべく普段と同じような生活を心がけました。 ・基本的には普段と変わらない生活を心がけていた。なるべく家族で食事をとるようにして話をしてリフレッシュしたりした。感染症対策のため、外食は極力控えた。 保護者まで緊張や動揺していては、受験生はますます落ち着かなくなってしまいます。「普段どおり」にすることは、平常心を保つためにも必要ですね。 <出願や入試スケジュールまわりのサポート> ・出願書類の取り寄せや、申し込み手続きを全面的にサポートしました。受験勉強しながらの出願手続きは、大変だと思います。 ・出願がスタートする1月から最終の合格発表、入学手続きが終わるまでのカレンダーを作成し、家族が共有できるようにしました。受験する大学別に、申し込み日、試験日、受験票出力、合格発表、手続き締め切り等を書き込みました。アナログですが、目で見て、どこが忙しいか、気を付けないといけないかが一目瞭然でした。一つひとつ終えて、チェックをしていくのも楽しみの一つでした。 出願手続きや入試スケジュールの管理は、細かな事務作業も多く大変なもの。お子さまが慣れない手続きに右往左往してしまわないためにも、保護者のかたが適切にサポートし、安心して勉強できるようにしてあげたいですね。