マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」、共同作詞家が巨額の印税で買ったものとは
コメディアンのケイティ・カゾーラと音楽プロデューサーのウォルター・アファナシェフが出会ったのは24年前、共通の友人であるバンド「サヴェージ・ガーデン」のフロントマン、ダレン・ヘイズに紹介されたのがきっかけだった。ウォルターはグラミー賞受賞歴を誇るプロデューサー/ソングライターで、「ヒーロー」、「ワン・スウィート・デイ」、「恋人たちのクリスマス」といったマライア・キャリーの初期のNo.1ソングを含む大ヒット曲を連発している。 マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」、共同作詞家が巨額の印税で買ったものとは
出会った当時ウォルターは既婚者だったが、やがて2017年に2人は結婚。ケイティはその後、ネイルサロンなど、さまざまなビジネスを立ち上げてきた。 しかし数年前、ケイティはコメディクラブを経営するという夢を夫に告白。そして、ウォルターは妻の夢を実現させるために動き出した―――。
2017年以来、毎年クリスマスにビルボード・ホット100のトップを記録している「恋人たちのクリスマス」のようなヒット曲を共作したウォルターには、その手段があった。夫婦は、旧ハリウッド&ハイランド(現オベーション)ショッピングセンターで空き店舗となったステーキハウスを見つけ、「Kookaburra Lounge」へと改装。50年代のハバナにタイムスリップしたような店で、ヴィンテージの鳥の壁紙、ベルベットのブース、トロピカルカクテルが完備された、ロサンゼルスで最も高級なコメディクラブだ。
9月のオープン以来、ティファニー・ハディッシュ、クレイグ・ロビンソン、ニッキー・グレイザーら豪華セレブがクラブを利用している。グレイザーは最近、司会を務めるゴールデングローブ賞のモノローグをこの場所で練習したという。 ウォルターは今年、ドラマ『The Tattooist of Auschwitz(原題)』のためにプロデュースしたバーブラ・ストライサンドの「Love Will Survive」で、グラミー賞とエミー賞にノミネート。ケイティは、「2024年はいい年でした」と振り返った。 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌