【ナゼ?】一人60万円・地元出身の山本由伸投手応援ツアーに中・高生200人無料招待!22人の怒れる市民「私たちの生活や福祉に税金を回してほしい」と住民監査請求
ドジャースの山本由伸投手の出身地が企画した応援観戦ツアーに住民が「中止」を求めているといいます。ナゼなんでしょうか?
山本由伸投手は岡山県備前市の出身で、地元でも大人気です。山本選手が帰省するとウワサがすぐに回り、地元住民が野菜の差し入れをするということです。山本投手もお礼にサインを渡す物々交換が行われているといいます。その備前市が、3泊5日のドジャース戦現地応援ツアーを企画しました。対象は市内の中高生200人で、パスポート費用含めて全額無料だということです。期間は夏休みの8月を予定しています。
ツアーのスケジュールですが、1日目は備前市役所からバスで空港へ向かい、ロサンゼルスに向かいます。到着後は、ホテルに向かい夕食はロサンゼルス市内のレストランの予定です。2日目3日目はロサンゼルス市内で歴史などの研修をして、夜はドジャース対フィリーズ戦を観戦することになっています。4日目はホテルでの朝食の後空港へ向かい帰国するということです。費用の1人当たり60万円は、全額無料だということです。
ところが7月2日、備前市の市民22人が「ツアーは中止にすべきだ」と住民監査請求をしました。その理由の1つ目は、ツアーの定員は200人で、応募が299人いたため、抽選で漏れた99人が参加できないということです。中止を要望した22人の市民はこれを「不平等」だとしています。
2つ目の理由は、中・高生200人と市職員16人、一人当たり60万円で総費用が1億2960万円かかかり、その財源は市の予算・約1億1000万円と2000万円のクラウドファンディングとしていますが、「物価高などがあるので、私たちの生活や福祉に税金を回してほしい」ということとに加え、「政策決定の過程が不透明」だとしています。
備前市の財政状況ですが、家計簿に例えると、2022年度は貯金が約121億円で借金が194億円と借金の方が多い状況です。今年度予算は約227億5929万円で、その内応援ツアーの費用が1億2960万円となっています。
今後のツアーの行方ですが、監査委員が住民監査請求を認めた場合、予算の差し止めなどの勧告の可能性もありますが、これには法的な拘束力はありません。最終的には市の判断となり、ツアーは行う予定だといいます。 (「情報ライブミヤネ屋」2024年7月5日放送)
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