サッカー元日本代表・坪井慶介「攻守に渡って“キー”になる」パリ五輪で注目している“なでしこジャパンの選手”とは?
◆坪井慶介が注目選手を紹介!
今回のなでしこジャパンのメンバーを見ると、世界屈指の強豪クラブでプレーしている選手も多数いますが、これについて坪井さんは、「男子と同様に、本当に素晴らしいことだと思います。それに“国際経験”という意味では、外国の選手と毎週バチバチやっているわけですから、本当にかけがえのない経験だと思いますし、そういった選手たちは、すごく頼りになるかなと思います」と期待を寄せます。 そこで、坪井さんが考える“なでしこジャパンの注目選手”を伺うと、攻守ともに、長谷川唯選手(マンチェスター・シティWFC)と長野風花選手(リバプールFCウィメン)を挙げます。 ボランチ(守備的ミッドフィルダー)での出場が予想される2選手ですが、まず攻撃面では“ゲームコントロール”に注目し、「ボール保持の部分と、2人は“縦パス”がうまいですから、ゆっくり攻めるときと早く攻めるときの区別を試合中にうまくつけてくれることが、日本にとってすごく大事だと思います。逆に(ボールが)行ったり来たりする展開は、日本からするとあまり望ましくないかなと思います」と解説します。 そして、守備面では「日本のセンターバック陣も体格的に優れた選手がそろってきています。なので、センターバックが(相手のフォワードを)ガツンと数で止めて、その後のプレスバック(DFが相手選手を止めているあいだに、MFの選手が挟み込んでボールを奪うこと)がポイントになると思います」と坪井さん。 実際に、パリ五輪出場を決めた北朝鮮戦でも長谷川選手のプレスバックがうまく機能していたそうで「攻守に渡って“キー”になる2選手ですね」と大きな期待を寄せます。 最後に坪井さんは、なでしこジャパンに向けて「“はつらつとプレーをしてほしい”というのが一番ですが、やっぱり僕らは、結果(メダル)を期待しちゃいますよね(苦笑)。だから(なでしこジャパンを)応援しましょう!」と呼びかけていました。 (TOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY」2024年7月12日(金)放送より)
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