プーマがシーインへの法的措置を検討 100点以上の製品を不正に販売
「プーマ(PUMA)」が、ブランドの承認無しに「シーイン(SHEIN)」で商品が販売されていることを受け、シーインに対して法的措置を検討しているとドイツのビジネス誌「Wirtschaftswoche」が報じた。
同誌によると、ドイツをはじめ、デンマーク、フィンランド、クロアチア、アイルランド、ブルガリなどで使用できるシーインのヨーロッパ市場向けに地域化されたウェブサイト上では、プーマの製品が120点、アディダスの製品が700点掲載され、通常よりも安価に提供されていたという。同誌の取材に対し、プーマの広報担当者は「シーインで製品が不正に販売されていることは数週間前に発見した」と答えた上で、「偽造品や不正な平行輸入に対して措置を講じ、それらの販売を阻止している。プラットフォームが不正な提供を自発的に取り下げない場合、更なる法的措置も検討する」と語っている。また、シーインが卸売りに切り替えるとしても同プラットフォームを正規品の販売チャネルとして認証する意向はないと主張している。