【NFL】ケガからの復帰を目指すOTコリンズ、ビルズのどんな要求にも応える覚悟
ケガに悩まされる前のコリンズは地上戦でのブロッキングで活躍し、カウボーイズでプレーした最後の2シーズンでは、『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によるランゲームでのブロッキング評価で平均89.5をマークしている。
オフェンシブラインマンの控えとなった今、コリンズは複数の役割を担える多彩さが、自分をビルズにとって貴重な存在へと押し上げてくれることを期待している。
ロースター入りを果たすことができれば、コリンズはOTスペンサー・ブラウンの後ろでライトタックルとしてプレーする可能性が高い一方で、必要に応じて反対側で起用されることも考えられる。さらに、リーグ初期の数年間プレーしたガード(G)のポジションを任されるかもしれない。
いろいろなポジションで貢献できることについてコリンズは、「それが俺の強みだ」と話している。
「どこでもプレーできるというのは俺にとってもメリットが大きい」
コリンズがまだ複数のポジションをこなせる能力を持っているなら、ビルズにとってもプラスになるだろう。
プレシーズンゲームに向けて、ビルズのベテラン選手たちがトレーニングキャンプでの練習に出席する7月23日(火)から、コリンズの今の実力が初めて真剣に問われることになる。最後のNFL先発から550日以上経っているコリンズはこれから、新しいチーム、そしておそらくそれ以上に自分自身に対して、何かを証明するための重要な数カ月を過ごすことになる。
コリンズは回復に専念していた時期について、「つらい日々だった。自分はもうダメかもしれないと、数え切れないくらいの考えが頭の中を駆け巡っていた。もう復帰は無理かもしれないって」