中国不動産大手「万科」の格付けがジャンク級に ムーディーズが引き下げ、さらなる降格も示唆
財新記者の取材によれば、万科と(大口債権者である)金融機関の信頼関係は今のところ良好だ。大手国有銀行の複数の関係者によれば、万科に対する融資の返済は期日通りに履行されているという。 しかし中国の不動産不況が長期化するなか、万科の(債券償還や融資返済の原資になる)手元流動性は縮小する一方だ。 同社の開示資料および不動産情報サービスの克而瑞のデータによれば、万科の2024年1月の住宅販売額は前年同月比32%減の194億5000万元(約3975億円)、2月は同54%減の132億1000万元(約2700億円)だった。
(財新記者:陳博) ※原文の配信は3月12日
財新 Biz&Tech