推し活をしている人のひと月あたりの消費額は平均5,973円 7割近くが作品・グッズ購入
今や市民権を得た推し活だが、10代など収入があまり見込めない世代はどれくらい推し活をしているのだろうか。推し活には、イベントなどのチケット代や遠征費、グッズ代など何かとお金がかかる。そもそも自由に使えるお金がないと推し活の継続が難しくなるが、10代はどうやって推し活費用を捻出しているのだろうか。 【写真でわかる】iPhone 16にする?しない? iPhoneを機種変更すべき5つのタイミング
10代の収入はお小遣い頼み!大学生と高校生では約3万円の収入差
SMBCコンシューマーファイナンスは、2024年7月12日~16日の5日間、全国の15歳~19歳の学生1000人に対し「10代の金銭感覚についての意識調査2024」を実施した。まず現在の収入状況を聞いたところ、「収入はない」は23.2%、「収入はお小遣いのみ」は36.0%、「お小遣い以外の収入がある」は40.8%だった。 また、高校生はお小遣いのみという人が多いが、大学生になるとお小遣い以外の収入がある人が多く、アルバイトなどで使えるお金を増やしていると考えられる。収入金額を見ていくと、高校生では平均10,477円、大学生等では平均40,826円と3万円近くの差が見られ、全体平均では22,616円だった。
では、推し活についてはどうだろうか。「推し活(自分が好きな歌手やアイドル、キャラクターなどを応援する活動全般)をしているか?」と聞いたところ、「している」は45.2%、「していないが、したいと思う」は17.4%で、合計した『前向き(計)』は62.6%だった。男女比で見ると女性の割合が圧倒的に多く、推し活をしている人の割合は、女性では61.8%、大学生等の女性では66.8%と半数を超えており、10代女子の3人に2人は何らかの推し活をしているようだ。
推し活支出は、高校生平均4,840円、大学生平均7,439円
続いて推し活をしている452人に、「推し活に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか?」と尋ねたところ、「5,000円~10,000円未満」(22.6%)が最も多く、平均は5,973円だった。学生区分別にみると、高校生では平均4,840円、大学生等では平均7,439円で、その差額は約2,600円。収入の差が3万円だったのに対し、推し活費の差はさほど見られず、推しのためにバイトを増やしているという人はそれほどいないようだ。
「推し活ではどのようなことでお金を使っているか?」という問いに対しては、「作品・グッズの購入」(73.2%)との回答が最も多かった。次いで「コラボしている商品・サービスの購入」(49.3%)、「ライブ・イベントに参加」(49.1%)、「推し活グッズの作成(うちわなど)」(27.0%)、「イメージカラーのものを購入(ファッションなど)」(23.5%)だった。グッズ購入はいつでも手元で推しを感じることができ、アイテムによっては出費を抑えることができるため、推し活初心者にぴったり。多くの人が推し活としてお金を使いやすいのかもしれない。 出典元:【SMBCコンシューマーファイナンス株式会社】
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