「復興のヒマワリ」見頃 31、1日にライトアップ、和歌山県新宮市熊野川町
間もなく発生から13年を迎える紀伊半島大水害で大きな被害を受けた和歌山県新宮市熊野川町で、住民団体「熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会」(下阪殖保会長)が復興のシンボルとして能城山本地区の休耕田(約3ヘクタール)で育てているヒマワリが見頃を迎えた。31日と9月1日にはライトアップイベントを計画している。 【復興のヒマワリの動画はこちら】 推進協議会では大水害からの復興祈念や記憶の継承、地域の活性化を目的に毎年、休耕田を活用してヒマワリを栽培している。今年は7月に11万本分の種をまいた。 26日現在、ヒマワリは八分咲きほど。ライトアップイベント「Flower Garden at Night(フラワーガーデンアットナイト)」は、推進協議会がふくもとデザイン事務所(新宮市)の協力で開催する。ヒマワリ畑のライトアップのほか、プロジェクションマッピングやキッチンカーなどを予定。時間は午後7時~9時。 下阪会長(78)は「今年もきれいに咲いてくれてうれしい。台風の影響が心配だが、何とか耐えて皆さんに楽しんでいただければ」と話している。 問い合わせは協議会事務局の新宮市熊野川行政局住民生活課(0735・44・0301)へ。
紀伊民報