福井商工会議所で6日、恒例の賀詞交歓会が行われました。2024年から続く円安に　　　　　　　　物価高騰、さらに新幹線開業2年目で延伸効果の正念場を迎える中、県内企業のトップたちは2025年をどう舵取りしていくのか、抱負を聞きました。 　　　　　　　　　 福井商工会議所の賀詞交歓会には、企業の経営者ら約500人が参加しました。挨拶に立った福井商工会議所の八木誠一郎会頭は、2024年の最も印象的な出来事に北陸新幹線の県内開業を挙げ、「開業による盛り上がりを一過性のものにせず、逆に開業によって顕在化した様々な課題に真摯に向き合い、県都グランドデザインに基づくプロジェクトをブラッシュアップしながら官民連携による福井の取り組みをさらにスピードを上げて進めていきたい」と、開業効果を持続させるため、新幹線の大阪までの延伸や福井アリーナの早期整備などに、経済界としても取り組む決意を述べました。 　　 2024年から続く円安に人件費や物価の高騰など、企業にとっては逆風も予想される2025年について、県内企業のトップたちに抱負を聞きました。 　　 オールコネクト　岩井宏太代表取締役： 「オーナーを務めているバスケのチームがB2で戦っていて、今は私たちがかなり力を入れているが、ゆくゆくは県民の皆さんに支えられるチームになってほしいので応援してほしい」 　 ラブリーパートナーエルパ　竹内邦夫代表理事理事長： 「去年フードコートをリニューアルして今年はそのにぎわいをいかに継続していくか。今年は創立25周年になるので消費者に“エルパって楽しいよね”と感じてもらえるようアピールしたい」 　 ホテルリバージュアケボノ　清水嗣能代表取締役： 「新幹線の開業で、市内の宿泊業は約1.3倍の客が増えた。客が増えただけではなく、単価も増えた。宿泊業は人出不足で困っているので従業員の給料を上げられるように、大勢のお客さんに来ていただけるよう今年も努めていきたい」 　　 福井経編興業　高木義秀代表取締役社長： 「新幹線効果は昨年末から感じていたが、色んな客が来ることによって発展につながる。商談につながるということが現実で起きているので、福井県ががっちり頑張ってやらないといけない」 　　 福井銀行　長谷川英一頭取： 「去年、新幹線が県内に延伸して、多くの客が福井に来て県民も自信を持ったのでは。この流れを止めないためにも前向きな投資が必要になってくると思うので、金融機関として前向き投資をしっかり後押しする一年にしていきたい」