吉良大弥（2024年6月27日撮影）

　「キラキラ・ダイヤモンド」の異名をとるアマ3冠でWBA世界フライ級15位の吉良大弥（21＝志成）が10月31日、東京・後楽園ホールでプロ転向2戦目に臨むと9日、発表された。志成ジム興行LifeTime Boxing Fights24大会のセミファイナルで、ベネズエラ同級4位オルランド・ピノと8回戦で拳を交える。今年6月、コムサン・カエウルエアン（タイ）とのスーパーフライ級6回戦でプロデビューし、1回KO勝利を収めて以来のリングとなる。 　名門・王寺工高時代に19年アジアジュニア選手権男子50キロ級金メダルを獲得した吉良は高校選抜、高校総体で優勝している実力者。もともとプロ志向が強く、今年のパリ・オリンピック（五輪）の道が断たれたことで東京農大を2年で中退。大学の大先輩でもある元世界4階級制覇王者井岡一翔（35）から直接、プロ転向を勧められ、志成ジムに入門していた。 　同興行のメインは日本スーパーフライ級挑戦者決定戦が組まれ、同級1位重里侃太郎（28＝志成）が同級2位山口仁也（24＝三迫）と激突する。アンダーカードでは、元東洋太平洋スーパーフェザー級王者森武蔵（24＝志成）が中国選手とのライト級8回戦を予定。またRISEなどで活躍していた元キックボクサー緑川創（37＝EBISU K.s BOX）も中国選手とのスーパーウエルター級8回戦に臨む予定だ。また増本雄大（20＝ミサイル工藤）が中田雅大（24＝秩父）との54.5キロ契約4回戦、バンタム級4回戦として手島和樹（ミサイル工藤）－山本晃弘（40＝秩父）戦も組まれた。