鎌ケ谷市 PFAS指針値超の井戸を飲用80人 原因究明や財政的支援を国や県に
チバテレ(千葉テレビ放送)
鎌ケ谷市内の井戸から暫定指針値を超える有機フッ素化合物「PFOS」と「PFOA」が検出されている問題で、鎌ケ谷市は11月27日、70人から80人が指針値を超えた井戸を飲むために使っていた可能性があることを明らかにしました。 市によりますと、軽井沢地区では、10月までの調査で指針値の840倍となる1リットルあたり4万2000ナノグラムの「PFOS」と「PFOA」が検出されるなど、70か所の井戸で指針値を超えています。 市は27日の会見で、指針値を超えた井戸のうち、少なくとも20の井戸が飲むために使われ、住民や事業者など70人から80人が井戸を使っていたと見られることを明らかにしました。 市は、井戸の所有者に飲用水としての使用を控えるよう呼びかけ、公共施設で飲料水を供給するほか、健康への不安から血液検査を受けた場合、1回の検査費用を最大3万円を上限に助成しています。 芝田裕美市長は、住民の不安の解消を最優先に、原因の究明や財政的な支援を国や県に求めていく考えを示しました。 鎌ケ谷市 芝田裕美 市長 「住民の不安を解消する方向に向かうよう努めていきたいと考えている。同じような状況の(近隣)自治体があるので、協力しつつ県や国に要望していきたい」
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