頼れる男! 筒香嘉智、大一番で先制の125メートル弾 「チームの勢いをつける結果になりよかった」【日本S第6戦】
◇3日 SMBC日本シリーズ第6戦 DeNA―ソフトバンク(横浜スタジアム) 勝てば日本一の大一番。両軍無得点の2回にDeNAの筒香嘉智が今季日本シリーズ第1号中越えソロ。ソフトバンク先発・有原のチェンジアップを豪快に運んだ。 ◆筒香、お立ち台で絶叫&劇弾にのけぞる牧【写真複数】 「自分のスイングをすることを心掛けて打席に入りました。チームの勢いをつける結果になりよかったです」 球団によると、推定飛距離は125メートル。日本シリーズでは2017年11月2日のソフトバンクとの第5戦以来、通算2本目。今季のポストシーズン初本塁打だ。 筒香は王手をかけた状況を冷静に捉えていた。「1勝勝ち越しているとはいえ、強いソフトバンクさんが相手。地に足をつけて戦いたい」。今季はミーティングでナインに何度となく勝利への思いを語り鼓舞した。日本一へ向かう最後の直線は待ち望んだ道だ。 筒香の先制ソロが打線を勇気づけ、直後の2死二、三塁では1番・桑原が左前に2点適時打。桑原は「もう1点という強い気持ちで、後ろにつなごうと打席に入りました」。これで日本シリーズでの最長記録を更新する、5試合連続打点だ。 石井チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチは「いいときはいいし悪いときは悪い。今の打線の勢いイコール桑原。この横浜の象徴みたいな選手」と桑原を表現する。 3回には森敬が押し出し四球で加点。5回には筒香の3点二塁打などで7点を加え、日本一へばく進した。
中日スポーツ