米ベインTOB再提案に反対 富士ソフトが表明
システム開発の富士ソフトは17日、米投資ファンドのベインキャピタルが再提案したTOB(株式公開買い付け)に反対を表明した。 同日の取締役会で決議した。ベインは先週、買い付け価格を当初提示した1株9450円から9600円に引き上げた買収計画を改めて提案していた。 富士ソフトを巡り、米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は1株9451円でTOBを実施しており、19日に期限を迎える。富士ソフトはKKRのTOB案に賛同し、株主に応募を推奨している。 ベインの再提案は、KKRの買い付け価格を149円上回るが、富士ソフトはベイン案に反対する理由としてTOBの完了がKKRよりも少なくとも3カ月程度遅れることなどを挙げた。