JRA永野猛蔵騎手が騎手免許取り消し 骨折休養中に親族に対して予想行為も スマホの不適切使用で騎乗停止中
JRAは13日、スマートフォンの不適切使用で騎乗停止中の永野猛蔵騎手(22)=美浦・伊藤圭=から騎手免許の取り消し申請があり、同日付で騎手免許を取り消したと発表した。 【写真】7月には通算100勝達成、騎手仲間らに祝福され記念ショットも 23年5月26日から24年10月6日まで約1年4カ月の間、継続的にスマートフォンを使用し、1台目のスマートフォンのみをロッカーに預ける偽装工作を行った上で、2台目を持ち込み、複数の外部の者と通信、通話を行っていた事実が判明。自身が騎乗していた馬や所属厩舎の馬ではないが、骨折休養中に親族に対して予想行為を行っていたことも明らかになった。この日の第1回の裁定委員会で、24年10月8日から25年10月7日の12カ月間の騎乗停止処分が決定。それを受けて本人が騎手免許の取り消しを届け出た。 永野は競馬学校37期生で、21年に美浦の伊藤圭厩舎からデビュー。同期には永島まなみ、古川奈穂らがいる。デビューイヤーは29勝を挙げて、民放競馬記者クラブ賞を受賞。翌22年には30勝を挙げ、フェアプレー賞を獲得した。23年は24勝と勝ち星を落としたものの、今年は既に28勝をマーク。JRA通算111勝(13日現在)を挙げていた。最終レースで馬券に絡むことが多く、「最終のタケゾー」としてファンにも親しまれていた。