TVer『マンフト』出演・風間八宏に訊く。鎌田大地、守田英正は「どこが違うと言ったら…」。「ボールを持つ、持たないではない」
ヴィッセル神戸、FC町田ゼルビアの躍進について「ボールを持つ、持たないという話ではない」「インテンシティとは何かというと…」
――逆説的に考えると、海外に行かないと育まれない部分があるという捉え方もできますね。高いレベルの選手を日本で育てることはできないのでしょうか。 「できると思うけど、それには、相手も厳しくならないといけない。1チームだけではできないってことだよね。ドイツを見れば、バイエルン・ミュンヘンみたいに強いチームを倒すために他のチームが強くなって、ブンデスリーガ全体にレベルが反映されていく。もっと言えば、日本はブラジルみたいに有望な選手をどんどん欧州に輩出していくのか、(ドイツのように)リーグ自体が強くなっていくのか、これから次第じゃないかな」 ――その国内を見ると、今はヴィッセル神戸やFC町田ゼルビアのようなインテンシティの高いサッカーを志向するチームが勝っていますね。これは単なるトレンドなのでしょうか? 「まず、ボールを持つ、持たないという話ではなくなってきている。インテンシティとは何かというと、一番大事なのは速度なんですよ。サッカーは前方向に進めなければうまくいかないけど、その速度の中でできるかどうか。Jリーグはまだ、速さを抑えようとしているところがある。ミスしないように速度を抑えるのと、どんどん速くしていくのは違う」 ――今回出演したTVer『マンデーフットボール』では、マンチェスター・シティがトッテナムに0-4で敗れ、公式戦の連敗が5に延びたというニュースも取り上げられましたね。 「シティがちょっとでもミスすれば、スピードを落とせばやられる。全員がその速度の中に入れないと、そのスピードでプレーすることはできないけど、それを作っていくべきだとは思うよね。簡単にはできないけど、昔のバルセロナが、バイエルンがそうだったように、どこかのチームが出てきてくれると面白いですね」
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