最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング55位。成績低迷も…。昨季より人を集めたのは?
2024シーズンの明治安田Jリーグは全日程を終えた。長い戦いの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J1~J3の全60クラブのホームゲーム入場者数を集計してランキング形式で紹介する。
55位:奈良クラブ 本拠地:ロートフィールド奈良 収容可能人数:5,369人 平均入場者数:1,879人 FC大阪と並び、現在のJリーグで最も参加歴が浅い奈良クラブ。2023年からJ3を戦う同クラブは、参戦初年度にいきなりリーグ5位の好成績を残したが、今季は終始苦労が続くシーズンだった。 一桁順位に浮上することは一度もなく、第26節のFC今治戦で0-6の大敗を喫すると、JFL時代からチームを牽引してきたフリアン・マリン・バサロ監督を解任。さらに第32節のFC大阪戦に敗れると、一時はJ3・JFL入れ替え戦を戦う19位まで沈んだ。最終的に奈良は最終順位を17位で終え、J3残留を決めたが、昨季の躍進を考えると悔いが残る結果である。 しかし観客動員には勢いがあり、今季は昨季よりもスタジアムへの平均入場者数が多い。1,879人という数字はメガクラブに比べると少なく見えるが、昨シーズン(1,781人)から平均値を100近く伸ばしたことは前向きに捉えて良いはずだ。 それだけに成績面での挽回が期待される。シーズン途中から指揮を執った中田一三監督の采配もあり、第29節以降の奈良は12試合で2勝8分け2敗と、それまでの5勝10分け11敗から改善が見られた。来季も同氏の続投は決まっており、今後はいかにして勝ち星をあげてゆくかに焦点があてられる。 良い成績を維持できれば、さらに客足も伸びるはずだ。
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