ルッキングッドをキープするための道具と知識。
いくら髪型が格好よく決まっても、それが髪を切った一日きりの話では意味がない。プロに頼らずとも爽やかなヘアスタイルをキープできるように、そして、もっと長い目で健康的な髪を保ち続けられるように。巻頭のファッションページでもルッキングッドな髪型を作ってくれたヘアスタイリストのHORIさんに、毎日のヘアケアについて教えてもらった。 優等生を目指す必要はないけれど、意識するところから、大人への道は始まる。
1. HAIRBRUSH メンズでもヘアブラシを使ったほうがいいって知ってた?
ヘアブラシなんて一度も握ったことがなくて、なんなら女の子の専用アイテムだと思っていたから、HORIさんに「ボウズでも絶対使ったほうがいい」と言われて驚いた。そもそも、ブラシは髪をとかすだけではなくて、頭皮や髪の健康のために使うもの。例えば入浴前にブラッシングをすれば毛穴の汚れが浮いてシャンプーで落ちやすくなるし、出かける前にサッととかせば、頭皮の脂を髪全体に馴染ませてツヤのある髪に仕上げてくれる。つまりは良いことずくめってこと。で、肝心のアイテムの話だけど、HORIさん曰く「これだけ持っておけばOK」なのが、150年以上の歴史を持つ英国最高峰のハンドメイドブラシ〈メイソンピアソン〉。猪毛100%で髪馴染みがよく適度な刺激で地肌の血行を整えてくれるし、何より丈夫で長持ち。確かに毎日使うものだし、気分良く、ずっと使えるっていうのが何より一番。
②生え際から後頭部へ一直線。トンボがけのように全体をとかす。 生え際から後頭部に向かって一直線にブラシをかける。耳周り~頭頂~反対側へと1~2往復。全体をまんべんなくブラッシング。
ヘアブラシ界のロールスロイス。メイソンピアソンは髪質で選ぶ。
1862年創業の英国の老舗。豚毛よりも硬い猪毛を用い、土台をクッション構造にすることで、適度な刺激でしっかりと頭皮のマッサージができる。ブラシの毛は4種類。髪質に合わせて選ぼう。旅先でもかさばらないポケットサイズが便利。