菅野智之、地元メディアは「日本投手トリオ」形成を願う?「小笠原も獲得し、2人を佐々木朗希の獲得につなげよ」
巨人から海外FA権を獲得し、オリオールズと年俸1300万ドル(約20億4000万円)で1年契約を結んだ菅野智之投手(35)は19日(日本時間20日)、オンラインで入団会見。「ワールドシリーズに勝ちたいという熱意が伝わった。純粋にそこで投げてみたいという思いで決断した」などと心境を語った。 ◆ようこそ菅野智之…オリオールズ公式が歓迎ポスト【写真】 地元メディアは、これがオリオールズの「日本投手王国」への足掛かりとなることを願っているようだ。ルーベンシュタイン新オーナーは「日本におけるオリオールズの存在感アップを目標にしている」と語っており、菅野を口説き落とすことでこれを証明した。 これらを受け、米アスペンスポーツ&ソサイエティーは「今回の菅野の加入が佐々木朗希の獲得につながりはしないだろうか。日本はリスペクトを重んじる文化で、菅野は日本の球史で最も実績を残した投手の一人だ」と期待した。 米サティア420も「オリオールズの新オーナー陣は、日本により確固たる基盤をつくろうとしていると表明している。ということは、ここから小笠原との契約に成功すれば、素晴らしい次のステップとなる。日本球史でも屈指の菅野に加えて小笠原もいれば、若きスーパースターの佐々木朗希を説得するための大きな助けとなるだろう」と、一挙に日本投手トリオの形成を夢見た。 小笠原慎之介投手(27)は中日から、佐々木朗希投手(23)はロッテから、ともにポスティングシステムで今オフのメジャー挑戦を目指している。佐々木のウルフ代理人によれば、20球団以上が接触。多くの米メディアがパドレスとドジャースを有力視している中、同代理人は、佐々木が日本の報道から精神的な打撃を受けているとして「中小規模市場のチームがいいのではないかと思う」と語っている。そのため、人口56万人の中規模都市ボルティモアに本拠を置くオリオールズにも獲得のチャンスはあるとみられている。
中日スポーツ